茶道男子のまったり日記

茶道に関する日記です。日々感じることを綴っていきます。

君のビニール傘(寝る寸前に書いた)

君が持ってたビニール傘を僕が今さしているよ君が持ってたこの持ち手はもう温もりは残っていない 君が言ってたあの言葉は僕はまだ覚えてるいるよビニール傘は返せなかったけどうまく言葉も返せなかった ありふれたこの傘だけどコンビニにありそうな傘だけど…

茶筅も僕も振られっぱなし

振るのは茶筅だけにしておけ。 けど清めるのは棗以外にもあるだろう? 茶筅も自分も通していけ。 解説 先日、大学の部活での卒部茶会だったのですがその際にリクエストを受け書きました。先輩方はそっと、やかましいわという目線を向けてきましたが、それが…

柄杓は君の生き写し

炉の柄杓を持つと君を思い出す 踠いて足掻いて苦しんで 走って追いかけて手を伸ばしたその後ろ姿 届きそうで届かなかった あと指1本分 だから今日も僕はまた炉の柄杓に君を見て まだ届かないと嘆いてる 解説 風炉の時期の柄杓と違い、炉の柄杓は節から指一本…

茶筅も僕も振られっぱなし

点前の順序を忘れても 君のことを忘れられない 茶筅を何度振ろうとも 頭から君が振り払えない 茶杓でどれだけ掬おうとも 僕のことは救ってくれない 袱紗を何度捌こうとも 僕のことは裁いてくれないんだ 解説 茶道の道具の扱いに、自分の行動を一致させている…

濃茶to恋茶

四方捌きを見ていて思っていたのだけれども 落として張っての繰り返し まるで恋だね ドキドキがバレないように落ち着いて捌かなきゃ 茶入回しを見ていて思っていたのだけれども 落ちないように回している まるで恋だね はたして僕が回しているのか それとも…

心の襖を閉めてくれ

いつからこんな状態なんだろう 君を見るたび心が上下、まるで茶筅通し 恋という名の袱紗はうまく捌けないけど 緩急つけて君のことを想い続ける 身だしなみチェック 鏡柄杓 心のスイッチ 切柄杓 肩にそっと手を 置柄杓 顎をクイッと 引柄杓 ぐるぐるぐるぐる …

言葉すら着飾って

2人で組み立てた日を あなたは覚えていますか いつからか1人で組み立てて 支えが無くなった 倒れそうな横板を支えてくれたよね 丸いつぼつぼから見えたのは あなたの手でした 出会った頃はまだ葭戸だったのに 今ではもう障子に変わった吉野棚 柄杓を上手くか…

淡々と伝えたい、あの時の言葉

道具は袱紗で清めればいいけれど 僕の気持ちは何で清めたらいいんだろう 大切に扱われる道具を見ていると 大切にしたかった思い出が溢れかえる でもね 空の棗みたいに心は空っぽで ほらね 淡々斎の作のように尖ったまま ならね 淡々と伝えよう あの時の言葉 …

気持ちの手前で降ろしてよ

こんにちは! 何個かに分けて作っていたブログを統一しようと思うので、もう片方のものをこちらに転記していこうと思います ちなみに、読んだらおわかりかと思いますがポエムです。 「気持ちの手前で降ろしてよ」 楽茶碗が脆いってことは知ってたけど 僕の心…

盆点の稽古と、許状について

今日は稽古に少し遅れてしまい、盆点の点前を一回だけして、他の人の点前を見れませんでした やっぱり見稽古ができないのは、かなりの痛手で、勿体ないことをしたなぁと思います。 でもまぁ切り替えて、練習に励みました! 先月は唐物点前をしたので、今月は…

僕が茶道を始めたきっかけ

今回は少し毛色を変えて、私が茶道を始めたきっかけについて話そうかと思います。 まず簡単な自己紹介になるのですが、私は小・中とずっとサッカーをしていました。中学でサッカーはもういいかなと思い、かつ高校も進学コースだったので体育会は所属できず、…

第十一回〜茶筅通し

今回は茶筅通しを説明します これは意味合いとしては茶筅の穂先が折れていないかをチェックすることと、茶筅を湯に馴染ませるという意味を持っています。 初めのうちは、指の扱いで苦戦する方が多いのですが、スムーズに行うことができれば、本当に綺麗な所…

第十回〜茶杓の清め方

今回は茶杓の清め方について、解説していきます。ちなみに茶杓といっても、一般的な中節茶杓や、手前側に節がある元節茶杓、節が何個もあるものや象牙で出来たものなど数多くあります。 まず初めは中節のもので練習を重ねていきましょう。棗や茶碗と違い、茶…

第九回〜棗の清め方

今回は棗の清め方についての解説と、注意点を記していきます! 棗といっても一般的な中棗(ちゅうなつめ)から、一回り大きい大棗、平たい平棗、他にも色々な種類があります。棗の種類についてもいずれご紹介しますね 初めは基本的な中棗の清め方を書いてい…

特別編 先日の卒部茶会について

今回は3月3日に行われた、母校の茶道部の卒部茶会に参加しましたのでその感想を記事にしたいと思います。 ちなみに今年度の卒部は10人で、1つ下の代なのでとても感慨深いものがありました。いつか部活の詳しい話も記事にできたらいいなあ… 1日の構成として…

第八回〜袱紗さばき

次は実際に割稽古について、細かい注意点を書いていきますね まず初めは、袱紗さばきからです。それでは袱紗というものがどんなものなのかから解説していきます。 1.袱紗の形状 以前も書いたように、裏千家では一般的に女性は朱色、男性は紫色の袱紗を使いま…

第七回〜割稽古

お茶とお菓子のいただき方を学んだら、次はいよいよ基礎の稽古に移ります。この稽古は割稽古と呼ばれ、様々な種類がある点前の基礎となるものです。 この割稽古をどれだけ高められるかで、それからの点前の質が変わってきます。逆に言えば、ここをおざなりに…

第六回〜お茶お菓子のいただき方

まず茶道を始める際に、何を覚えるかについてですが、道場や先生によって様々です。そんな中で私が所属していた部活では、初めに教えるのはお茶お菓子のいただき方でした。 ですので今回は、それらを紹介したいと思います。 ①お菓子のいただき方 まずはお菓…

第五回〜茶道具とは(後編)

引き続き、茶道具に関して一般的なものを説明します 6.柄杓 よく神社などに手を洗うために置かれていますよね。茶道においても水や湯を汲むために用います。ちなみに柄杓にも風炉用と炉用と、持ち手の部分が汲む部分まで突き通っている刺し通し柄杓という種…

第四回〜茶道具とは(前編)

今回は様々な種類がある茶道具について、説明いたします。 また、説明しだすとキリがないので、基本的なものに的を絞って挙げさせてもらいます。 1.釜 まずは湯を沸かす釜でしょう。一般的には冬の時期は大きめのもの、夏の時期はそれよりも小さいものを用い…

第三回〜茶道を始めるには

今回は茶道を新しく始めてみようと思っている方に向けてアドバイスをしようと思います。 まず茶道を始めるには以下の3つが必要になってきます。 1.流派を知る 2.先生を探す 3.道具を揃える 始めることに難しいことはありません。早速説明しますね。 1.流派を…

第二回〜茶道部について

茶道部なんてあるの? と思われる方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか? ましてや、うちの大学に茶道部なんてあったかな…?という方も… 是非探してみてください。結論を申しますと、多くの大学に茶道部はあります。 私は関西の私立大学に通っていまし…

第一回〜茶道とは

ゆったりと茶道のことを紹介していけたらなぁと思い、記事を書き始めました。 私が大学での茶道部で部長として経験した様々なことを、茶道をなさっている方、これからされていく方、少し興味がある程度の方などに向けて発信していこうと思っています。 まず…