2019-03-19 柄杓は君の生き写し 炉の柄杓を持つと君を思い出す 踠いて足掻いて苦しんで 走って追いかけて手を伸ばしたその後ろ姿 届きそうで届かなかった あと指1本分 だから今日も僕はまた炉の柄杓に君を見て まだ届かないと嘆いてる 解説 風炉の時期の柄杓と違い、炉の柄杓は節から指一本分離して持ちます。その少しの距離と、想い人への距離を合わせているのでしょうか。また、心の距離でもあるのかもしれません。触れそうで触れない、その心の機微を表しています。