茶道男子のまったり日記

茶道に関する日記です。日々感じることを綴っていきます。

柄杓は君の生き写し

炉の柄杓を持つと君を思い出す

踠いて足掻いて苦しんで

走って追いかけて手を伸ばしたその後ろ姿

届きそうで届かなかった あと指1本分

だから今日も僕はまた炉の柄杓に君を見て

まだ届かないと嘆いてる

 

解説

風炉の時期の柄杓と違い、炉の柄杓は節から指一本分離して持ちます。その少しの距離と、想い人への距離を合わせているのでしょうか。また、心の距離でもあるのかもしれません。触れそうで触れない、その心の機微を表しています。