第五回〜茶道具とは(後編)
引き続き、茶道具に関して一般的なものを説明します😊
6.柄杓
よく神社などに手を洗うために置かれていますよね。茶道においても水や湯を汲むために用います。ちなみに柄杓にも風炉用と炉用と、持ち手の部分が汲む部分まで突き通っている刺し通し柄杓という種類があります。
7.蓋置
これは柄杓や釜の蓋を置くためのものです。ちなみに一般的には棚を使った点前では、陶器のものを、棚を使わない場合は竹の蓋置を使うことが多いです。
8.棗
これで、なつめと呼びます。こちらは抹茶を入れる器で、ナツメの実に形が似ていることからこの名前になったと言われています。
9.茶巾
ここからは茶碗の中に入れるものをご紹介します。まずは茶巾ですが、これは濡れた茶巾を清めるためのものです。茶巾の扱いを点前中にする点前もあるのですが、あまり種類がないため茶巾の扱いに技量の差が出るとも言われています。
10.茶筅
次は茶筅です。こちらはよく見る、いわゆるシャカシャカと振る道具ですね。茶道をされたことがない方に、よくシャカシャカのポーズをされることがあるので、一般的に茶道といてばこれなのではないでしょうか?
11.茶杓
最後に茶杓ですが、棗に入った抹茶をすくうための道具です。これも竹で出来たものや、塗りのもの、象牙で出来たものなど様々な種類があります。
いかがでしたでしょうか?
今回紹介したものはほんの一部なのですが、一般的な茶道具というものをイメージしていただければ幸いです。
また機会を設けて、各道具について深掘りもしていきたいですし、他の道具も紹介していけたらと思っています思っています🍵