茶道男子のまったり日記

茶道に関する日記です。日々感じることを綴っていきます。

君のビニール傘(寝る寸前に書いた)

 

君が持ってたビニール傘を
僕が今さしているよ
君が持ってたこの持ち手は
もう温もりは残っていない


君が言ってたあの言葉は
僕はまだ覚えてるいるよ
ビニール傘は返せなかったけど
うまく言葉も返せなかった


ありふれたこの傘だけど
コンビニにありそうな傘だけど
君に借りていたってだけで
特別なものになったよ


透明な君との関係性が
この傘みたいに光ってる
雨が降ったら傘をさして
僕はいつでも君を目指すよ


君を待ってた僕だけど
帰りに君はいなかった
隣は誰もいなかったけど
僕の右肩は雨に濡れてた


君がいない、それだけで
傘を忘れた気がするよ
折り畳まないこの気持ちを
僕はずっと忘れてた


聡明な君の言うことだから
僕は傘を忘れなかった
雨が降ったら傘を持って
僕はいつでも君を想うよ


しとしと降り続くこの雨音が
いつかの足音に聞こえている
廊下に響くあの笑い声が
雨音にずっとかき消されてく


透明な君との関係性が
この傘みたいに光ってる
雨が降ったら傘をさして
僕はいつでも君を目指すよ


この傘を返せた時は
雨が降っていたらいいな
そして僕は君の隣で
右肩を雨に濡らそう

 

茶筅も僕も振られっぱなし

振るのは茶筅だけにしておけ。

けど清めるのは棗以外にもあるだろう?

茶筅も自分も通していけ。

 

解説

先日、大学の部活での卒部茶会だったのですがその際にリクエストを受け書きました。先輩方はそっと、やかましいわという目線を向けてきましたが、それが先輩方の優しさなのだと思います。ちなみに茶筅通しと自分を通すということを、これから社会に出て行く後輩たちに向けたメッセージだと受け取ってもらえれば幸いです。

柄杓は君の生き写し

炉の柄杓を持つと君を思い出す

踠いて足掻いて苦しんで

走って追いかけて手を伸ばしたその後ろ姿

届きそうで届かなかった あと指1本分

だから今日も僕はまた炉の柄杓に君を見て

まだ届かないと嘆いてる

 

解説

風炉の時期の柄杓と違い、炉の柄杓は節から指一本分離して持ちます。その少しの距離と、想い人への距離を合わせているのでしょうか。また、心の距離でもあるのかもしれません。触れそうで触れない、その心の機微を表しています。

茶筅も僕も振られっぱなし

点前の順序を忘れても 君のことを忘れられない

茶筅を何度振ろうとも 頭から君が振り払えない

茶杓でどれだけ掬おうとも 僕のことは救ってくれない

袱紗を何度捌こうとも 僕のことは裁いてくれないんだ

 

解説

茶道の道具の扱いに、自分の行動を一致させている。確かに茶道を知っていればわかるかもしれないが、一般的には知られていないのだから少し配慮が足らないのではないだろうか。

濃茶to恋茶

四方捌きを見ていて思っていたのだけれども

落として張っての繰り返し まるで恋だね

ドキドキがバレないように落ち着いて捌かなきゃ


茶入回しを見ていて思っていたのだけれども

落ちないように回している まるで恋だね

はたして僕が回しているのか

それとも回されているのかは誰にもわからないのさ


中蓋を見ていて思っていたのだけれども

冷めないように蓋をする まるで恋だね

釜と一緒に気持ちにも蓋をして

この想いを水に流そうか


練って練ってお茶を練って

ダマを残さないように

練って練って策を練って

後悔が残らないように

お茶はいくらでも追杓できるけど

この気持ちはちょっと追杓したくらいじゃ薄まらないのさ

この気持ちは薄茶じゃなくて 恋茶

いつか君に味わって欲しい 恋茶

 

解説

これは今まで自分が作ってきた中でも、断トツで気に入っています。そして断トツで気持ち悪がられていました。この一件のおかげで、僕がいいなと思ったことは、だいたい引かれるということがわかりました。

茶道では薄茶と濃茶というものがありますが、その薄いと濃いというものを愛情の薄さ、濃さに表せないかと思い作りました。

そして作っていくうちに、

あ、そっかこれは濃茶じゃなくて恋なんだ

と自分で感じたことを覚えています。

こういう一瞬の閃きというか直感というものは、ずっと覚えているものですね。

心の襖を閉めてくれ

いつからこんな状態なんだろう

君を見るたび心が上下、まるで茶筅通し

恋という名の袱紗はうまく捌けないけど

緩急つけて君のことを想い続ける


身だしなみチェック 鏡柄杓

心のスイッチ 切柄杓

肩にそっと手を 置柄杓

顎をクイッと 引柄杓


ぐるぐるぐるぐる 茶入回し

いつまでたってもミスってる

ぐるぐるぐるぐる 僕の心

いつまでたっても迷ってる

君はさよならを言う 襖を閉めて

僕もさよならを言う 送り礼

もう一度会えるかな 拝見のように

 

 

解説

僕が後輩に見せた歌詞の中で2番目に気持ち悪いと賞賛されたものです。1番吐きそうと賞賛されたものは濃茶to恋茶という歌詞です。そちらはまたご紹介しますねご紹介しますね。

ちなみに、ぐるぐる以降がサビのつもりです。茶入回しという扱いと自分自身の心の動きを重ね合わせました。だいぶ初期の方に作ったものなので思い入れが深いものとなっています。曲もつけましたので、今も頭の中でリピートされています。

 

ぐるぐるぐるぐる。

言葉すら着飾って

2人で組み立てた日を あなたは覚えていますか

いつからか1人で組み立てて 支えが無くなった

倒れそうな横板を支えてくれたよね

丸いつぼつぼから見えたのは あなたの手でした


出会った頃はまだ葭戸だったのに

今ではもう障子に変わった吉野棚

柄杓を上手くかけれなかった僕は

声すら君に上手くかけれなかったな


この想いは円意棚

未完成なのさ3本足

そんな言葉は便利だな

完成してるのさ諦めは


この想いは更好棚

更に好きになっていくよ

大事なのは行動だな

すぐ走って追いかけるよ


棗を置くのと一緒に

気持ちも置いていけないかい

柄杓を飾るのと一緒に

心も飾れられないかい

飾ったままで去っていく

そんな時も偶にはいいのかな

こんな自分を棚に上げながら

 

解説

茶道で用いる棚にインスピレーションを受けて制作。便利だな、であったり、行動だなといったところは棚という部分にかけているように思えるが、〜だなであれば何でも通じるので、もう少し捻りが欲しいところか。

ただこれを作ったときは、これしかないという感じを持ちました。

淡々と伝えたい、あの時の言葉

道具は袱紗で清めればいいけれど

僕の気持ちは何で清めたらいいんだろう

大切に扱われる道具を見ていると

大切にしたかった思い出が溢れかえる


でもね 空の棗みたいに心は空っぽで

ほらね 淡々斎の作のように尖ったまま

ならね 淡々と伝えよう あの時の言葉

正客でも次客でも末客でもなく 君に届けたい


腰を前に出し背筋を真っ直ぐ座ってみようか

君への想いはちっとも真っ直ぐに届かないけど

涙を溜めて1杓分 釜に水を差したら

もう一度あなたへの想いを湯返し

してもいいでしょうか?

時には立ち止まって悩んでみても

いいんでしょう?

人生という道は、お点前じゃないんだから

 

解説

歴代の家元の名前から何かインスピレーションを得ようとしたのがきっかけで生まれた。

結局、1番使いやすい淡々斎だけが残って、他はあまり実用的ではなかった。

個人的には、あなたへの想いを湯返し、というフレーズがとてもお気に入りです。

気持ちの手前で降ろしてよ

こんにちは!

 

何個かに分けて作っていたブログを統一しようと思うので、もう片方のものをこちらに転記していこうと思います😊

ちなみに、読んだらおわかりかと思いますがポエムです。

 

「気持ちの手前で降ろしてよ」

 

楽茶碗が脆いってことは知ってたけど

僕の心が脆いってのは今初めて知ったんだ

落としたわけでもないのに欠けてしまった

君への想いはちっとも欠けはしないのに

 

届かないのはわかってる

届けたいのもわかってよ

お茶を飲むだけ飲んでおいて

僕の意見はちっとも呑まないんだね

 

なら、それなら

もうお別れってことなのかな

この点前が終わる頃には

君はいなくなってるのかな

まだ仕舞に入ったばかりだからさ

せめて拝見まで見ていってよ

 

それで最後に笑って、これだけ言って欲しい

「結構なお点前でした」

 

解説

イメージとしては、振られた時の気持ちの揺らぎと、ほんの少しでも一緒にいたいという気持ちを、点前の間だけはそばにいて欲しいという言葉でまとめました。

実際に、振られたときにこんな風に思える人は、かなりの胆力の持ち主だと思います。ちなみに私はちっとも思えませんでした。

盆点の稽古と、許状について

今日は稽古に少し遅れてしまい、盆点の点前を一回だけして、他の人の点前を見れませんでした😥

やっぱり見稽古ができないのは、かなりの痛手で、勿体ないことをしたなぁと思います。

でもまぁ切り替えて、練習に励みました!

 

先月は唐物点前をしたので、今月は盆点でしたが、やっぱり所々違うので難しいなぁと…

盆が増えただけで、こんなにやることが変わるのかと思います。

また、茶杓象牙のものを使わないといけないのでそれも忘れてました💦

象牙茶杓はこれでもかってくらい茶杓を清めるので、扱いが多くて大変です。

また忘れないうちにこのブログでも、盆点の流れを押さえておかないとなと思います。

 

また、先生から次の許状の申請に関して説明を受けました。いよいよ次を取ったら、その次が茶名になります。なんだか自分がそんなとこまで続けてきたのが不思議に思いますが、これからも頑張らないとなぁと思います。というか頑張りたいなぁと。

やっぱりここまで続けてきたのは、茶道が好きだからで、だんだんこの良さを少しでも多くの人に知って欲しいって思ってきたので、いつかちゃんと許状を取って、人に教えられるようになれればなぁというのが今の夢になっています。

 

それまでは仕事も趣味も全力で、いつ死んでも悔いが残らないように生きていきます!

僕が茶道を始めたきっかけ

 

今回は少し毛色を変えて、私が茶道を始めたきっかけについて話そうかと思います。

 

まず簡単な自己紹介になるのですが、私は小・中とずっとサッカーをしていました。中学でサッカーはもういいかなと思い、かつ高校も進学コースだったので体育会は所属できず、文化系に入ろうと思いました。

もともと日本文化などの和風なことが好きで(和風総本家という番組が好きでした⭐️)その後高校で茶道を始めました。とはいっても、その部活は能楽と茶道のどちらかを稽古するもので、私は初めは能楽の方を学んでいました。

一年くらい経ってから、もうしても茶道の方が楽しそうに見えて、来てくださっていた茶道の先生に直接連絡して、今の状態で茶道ができる方法はないかと聞きました。

そして、先生の稽古場を紹介され、休みの日に通うようになりました。高校のうちはもう1人の男子部員と共に通っていたのですが、大学に入る頃には1人で通い出しました。

 

このように始めたきっかけは、今思い出してもぼんやりとしか覚えていません。あとは勧誘してくれた先輩方が楽しそうだったり、漫画「君と僕」の茶道部の雰囲気がすごく好きだったのもあります。

きっかけはこんな些細なことでしたが、それが今では長年続いてる趣味ですし、誰にも負けない知識量と練習量はしてきたと自負できるようになったのだから、継続は力なりだなぁと本当に思います。

また、今は大学を卒業して、先生の道場に通っているだけなのですが、そこへ行けばたまに高校時代の先輩方や後輩も練習していたりします。そうすると当時のことを思い出して楽しくなったりします。先輩が見てるから緊張したり、後輩に綺麗な点前を見せたいと意気込んだりと、色々な刺激があるのでとても良い時間になっていると思います。

 

また、大学でもそのまま茶道部に入り、練習三昧でした!基本的に授業がない時間割には練習に行っていました。1つ弊害があるとすれば、正座をした後に普通の椅子に座ると、足が伸びて気持ちよくて眠たくなってしまうんですよね…

なので、練習に行った後などは授業ではよく寝落ちしてしまっていました。まぁでもそれも下級生の間だけで、上回生になると授業が減り、部活が増えて、どんどん部活が生活を占める割合が多くなっていくんですよね💦

どの部活でも同じ現象が起こっているのですが、茶道部はそれが露骨に現れるので、それが嫌で辞めてしまう子も沢山いました。

 

でも続けていれば必ず報われるだろうなという気持ちと、単純に楽しいと思えたので今まで続けてきました。

やっぱり何かを続けるには好きじゃないと無理だなぁと思いますので、皆さんもまずは好きになるくらい続けてみてほしいなと思います😊

 

第十一回〜茶筅通し

 

今回は茶筅通しを説明します😊

これは意味合いとしては茶筅の穂先が折れていないかをチェックすることと、茶筅を湯に馴染ませるという意味を持っています。

初めのうちは、指の扱いで苦戦する方が多いのですが、スムーズに行うことができれば、本当に綺麗な所作になる部分ですので、気合いを入れてマスターしてもらえればと思います。

 

1.茶筅通しのやり方

まず茶筅通しには湯通しの意味と、使い終わった茶筅を清めるための意味と2つのやり方があります。先に前者から説明しますね。

 

①湯通しの意味合いでの茶筅通し

この時は、茶碗に湯が入っています。まず茶筅を持ち、持ち手が右側に来るように茶碗の中に入れます。次に持ち手を親指と人差し指で持ち、上に上げて穂先が折れていないかチェックしましょう。そしてもう一度湯の中へ。再びこれをもう一度繰り返します。二回目が終わると、茶筅を持ち茶筅を軽く振ります。そうしたら、ひらがなの「の」を書くように穂先を動かしていき、最後は左手を添えて茶筅を抜き取ります。

 

②清める意味での茶筅通し(仕舞の茶筅通し)

こちらは茶筅を取ると、先に軽く振ります。その後一回だけ茶筅を上げ、戻したら先程と同じように「の」の字を書き抜き取ります。

 

2.注意点

茶筅通しでは指のクッションを使ったり、指を伸ばしたり伸ばさなかったりと指の扱いが非常に重要になってきます。実際に教えるときも。ここは、見て、かつやっていくうちに覚えるとしか説明できなかったです…

特に茶碗に茶筅を預ける時に、音を鳴らさないように指のクッションを使うという部分がわかりずらいですし難しいため、なかなか伝わらなかった記憶があります。

 

また、指だけでなく腕に関しても注意は必要です。指にばかり注意しているとだんだんと別の場所がおかしくなっていくということはよくありました。例えば、茶筅通しでは肘を曲げて茶筅を上げていくのではなく、腕から上がるようにと言われます。その方がカクカクしていないように見えるからだと思いますが、やはり注意が散漫になってしまうと肘から曲げてしまう方が多かったです💦

 

そして毎度のことですが、緩急も求められてきます。上げるときはゆっくりと上げ、下がるときはサッと下げる。これは上げるときは茶筅の穂先をしっかりと見ないといけないのでゆっくり上げる、という風に覚えれば良いかと思います。ただ緩急というのは、かなり人による部分が多いと思いますので、やっていくうちに自然と自分のやり方というのを見つけていければ良いかと…

 

茶筅通しは上手い人がすれば、本当に綺麗に見えますし、遠くからでも動きが大きいため見やすいので、しっかり練習して上達していただければと思います🍵

第十回〜茶杓の清め方

 

今回は茶杓の清め方について、解説していきます。ちなみに茶杓といっても、一般的な中節茶杓や、手前側に節がある元節茶杓、節が何個もあるものや象牙で出来たものなど数多くあります。

まず初めは中節のもので練習を重ねていきましょう。棗や茶碗と違い、茶杓は初めはほとんどが中節を使われます。おそらく季節によっての違いが少ないことが理由の一つなのではないでしょうか。(茶杓は点前によって変わってくることが多いです)

 

それでは早速茶杓の清め方、

いってみましょう😊

 

1.清め方

四角い状態の袱紗の上に茶杓を乗せます。この時右手で茶杓、左手の平に袱紗を置きましょう。そこで袱紗で茶杓を握りこむようにして挟みます。そこから袱紗を、奥に一回、手前に一回という風に全体を清めるために動かします。回数としては行って戻って行って戻って行って抜き去る、という風に五回動きます。

動きとしては以上になりますが、茶杓を清めることは動きが単純な代わりに、注意する点が少し細かくなっていきます。

 

2.注意点

注意点も何点かありますので順に説明しますね。

茶杓の櫂先(かいさき)を上に向かない

茶杓には櫂先と呼ばれる、茶をすくう部分があります。先端のことですね。ここを茶杓を持っている部分よりも横から見て上に持ってこないという注意があります。

なお、これは清める場合だけではなく、茶杓の扱い全般に言えることです。

僕は単純に先が上がっていると格好悪いからだと覚えていましたが、茶杓の正しい位置を自然に持つと、先の方が下がるようになっています。おそらく自然に道具を扱うべし、ということなのだと思います。

 

②緩急をつけること

茶道をしていくなかで、いずれ壁になってくるものとして、緩急が挙げられます。実際に、僕の所属していた部活でも、ある程度出来るようになった者に対して先生はいつも、緩急を意識して点前に励むように、とおっしゃっていました。

具体的には、茶杓を清める時は奥に深さが行くときはゆっくりと、手前に持ってくるときはサッと持ってくることを教わります。これは茶杓を清めているのは奥に行く時だけで、手前に戻すことは、あくまで清める準備として戻しているだけに過ぎないということからだと教わっています。

これに関してはどうなのでしょう、教える人によってまちまちかもしれませんので、確認していただければと思います。

 

③強く握りすぎない

いくら茶杓を清めるといっても、力を入れすぎて擦り付けるようにしては、茶杓も傷んでしまいます。茶杓は竹でできていることが多いので、意外と力を加えるとすぐに折れてしまいます。

ですのであくまでフワッと包み込むように。流れるように清めることが大切です。

 

上記のように茶杓一つ清めるにしても、大切なことを意識しながら行うことが、上達への近道です。是非、流れる川のように茶杓を清めてあげれたらと思います😊

第九回〜棗の清め方

今回は棗の清め方についての解説と、注意点を記していきます!

棗といっても一般的な中棗(ちゅうなつめ)から、一回り大きい大棗、平たい平棗、他にも色々な種類があります。棗の種類についてもいずれご紹介しますね😊

初めは基本的な中棗の清め方を書いていきます。

 

1.清め方

まず四角形に作った袱紗を左手で突くようにして半分に折ります。その後左手で棗を横から持ち、ひらがなの「こ」の字のように蓋の上下を清めます。その後袱紗を棗の真上に裏返すように持ってきて広げ、右に抜き取るように清めます。

自分でも書いていて、文字では全く伝わらないなと感じています😥

今度、写真も付けましょうか…

 

2.注意点

個人的に1番重要なことは、力を入れて硬くなりすぎないことかなと思います。大切な道具を扱いますので初めは硬くなってしまいがちなのですが、茶道ではリラックスして柔らかくスムーズに点前をした方が綺麗に見えます。なのでなるべく優雅に、かつ流れるように棗も清めて欲しいと思います。

 

また、最後に棗から右手を抜き取るように清めるのですが、その時に棗1つ分が右側にもう1つありそれも清めるという気持ちで行うこともコツの一つです。その棗だけを清めていれば確かに大丈夫なのですが、やはり余白であったり余裕がある方が、流れるように見えるので、意識した方がいいかと思います。

 

あと、これは僕だけかもしれませんが棗を清める時はなるべく袱紗を棗から離れないようにしていました。棗全体を清めるためということもあるのですが、「こ」の字を書いているときも続け字にした方が流れて見える気がします。話してしまうと一つ一つの動作のように見えて、あまりスムーズにしているようには見えませんので…

 

意識していたことは、これくらいでしょうか。

あとは何度も清めて自然に手が動いてくれれば良い扱いになっているのではないでしょうか。

あ、あと付随して棗への茶の盛り方や個人的に気をつけていたことなども、いずれ書きたいなと思っています。

と思いつつ、今回はここまでにさせていただきます🍵

特別編 先日の卒部茶会について

今回は3月3日に行われた、母校の茶道部の卒部茶会に参加しましたのでその感想を記事にしたいと思います。

ちなみに今年度の卒部は10人で、1つ下の代なのでとても感慨深いものがありました。いつか部活の詳しい話も記事にできたらいいなあ…

 

1日の構成としては、卒部式・卒部茶会・卒部コンパの3部からなります。今年は都合でコンパに参加できなかったので、式と茶会のみの参加となりました😥

式は卒部生が寄贈品を伝えたり(今年は何と、茶杓と数茶碗の2つ!)送辞、答辞を読んだりと感慨深いものがありました。

式も滞りなく終わり、その後待合に通され、準備が終わるといよいよ茶会です。

今年の茶会の点前は、竹台子の総飾りでした!

炉の台子総飾りも沢山練習したんだろうなぁと思うような出来栄えで、成長を感じました。

来年も沢山来てくれると嬉しいなぁと思いつつ、和やかな1日でした🍵