第六回〜お茶お菓子のいただき方
まず茶道を始める際に、何を覚えるかについてですが、道場や先生によって様々です。そんな中で私が所属していた部活では、初めに教えるのはお茶お菓子のいただき方でした。
ですので今回は、それらを紹介したいと思います。
①お菓子のいただき方
まずはお菓子からです。お菓子といっても、色々な種類があるのですが、今回は菓子器に入ったものを想定します。まずは目の前にある菓子器を両手で横から持ち、頂戴しますという意味で、少し掲げるように持ち上げます。その後、懐紙を目の前に出し、菓子器に載せてある箸(黒文字といいます)を取り、左手を添えながらお菓子を懐紙に載せます。その後、菓子器を横の方に渡します。
よく考えたら、お菓子のいただき方ではなくおの取り方の稽古ですね😥
②お茶のいただき方
次はお茶ですが、これは流派によって様々かと思いますので、ここでは私が習った通りにお伝えします。(裏千家です)
まずお茶を出されたら、右にいる方との間に置いて、「ご相伴(ごしょうばん)いたします」と言います。これは、私も一緒にお茶をいただきますという意味です。
次に左の方との間に置いて、「お先に」と言います。これはそのままの意味ですね。
最後に正面に置いて、「お点前頂戴いたします」です。これはよく聞いたことがあるワードなのではないでしょうか。
そうしたら、茶碗を右手で持ち左手のひらに乗せて、頂戴しますという意味で、掲げるように持ち上げます。その後時計回りに二回茶碗を右手で回します。4分の1ずつ回せば、丁度1番奥のところに口がつくはずです。
そのまま飲みましょう。だいたい茶道では三口半で飲み干すと言われています。そして最後の一口では、飲み終わりを伝えるために音をたてて飲み干します。
飲み終わると右手の指で口をつけたところをぬぐい、指は懐紙で清めます。
そして茶碗を手前から奥に二回回して、元の状態に戻します。
またここから茶碗の拝見などがありますが、初めはここまで覚えてもらっていました。
茶道を始めて間もない頃は、こういった所作でさえ指の開きや道具の持ち方などで注意をされましたので、こういった日常のことも綺麗にできるようになりたいですね😊